2020年10月の菅内閣総理大臣の「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の宣言」を受け、2021年7月、静岡県内に本社を置く建設会社と静岡ガスは「SHIZUOKA環境みらいの会」を設立しました。
本会の活動を通じて、住宅分野から静岡県の環境を持続的に守ること、SDGsの推進・脱炭素化の取り組みを地域の事業者・行政と一体となって実現することにより、住みやすい静岡のまちづくりを拡げていきます。
具体的には、2030年までの目標として、会員企業の建設する新築住宅のZEH採用率50%を掲げ、啓蒙活動として、セミナーや勉強会、ZEH住宅の現場見学会などを随時開催していきます。
2020年10月、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることを目標とした「2050年カーボンニュートラル宣言を日本政府が発表しました。静岡県内でも「ゼロカーボンシティー宣言」を発表する自治体が続き、わが国のあらゆる産業や生活は、カーボンニュートラルに向けて大きく舵が切られていることを実感しています。
暮らす中で大量のエネルギーが消費されている住宅においては、2014年に「2030年までに新築住宅の平均において、ZEHネット・ゼロ・エネルギー住宅)の実現を目指す」目標が閣議決定され、ロードマップが示されています。
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー住宅)は、住宅の省エネルギー化を実現した上で再生可能エネルギーを導入し、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロにすることで、CO2発生の少ないエネルギーの供給と使用が実現できる住宅となります。さらに、高いレベルの断熱性能を求められるため、快適な住み心地を維持することができます。
「SHIZUOKA環境みらいの会」では、住宅の脱炭素化目標と理念に共感した静岡県内の企業がパートナーを組み、これから住宅を建築される方々が、質の高い快適な暮らしと地球環境に貢献できるZEH住宅を、静岡県内どこでも標準的に手に入れることができることを目指します。
まずは、「2030年のZEH採用率50%」を目標とし、当HP・SNS等で、質の高いZEH住宅のモデルハウス・見学会・セミナー・補助金等の有益な情報発信を行ない、自治体・関係団体とも連携し、勉強会等を通じて各企業がレベルアップし、みらいの社会を見据えた活動に邁進して参ります。
◆SHIZUOKA環境みらいの会の目的
・静岡県内建築会社さまの環境配慮意識の向上
・みらい環境に対する知識の向上と共有
・エネルギー、経済における静岡産静岡消の推進
・静岡県内におけるZEH住宅率の向上
◆SHIZUOKA環境みらいの会の活動内容
・地域における最新の環境情報発信
・環境やまちづくりの勉強会
・県内エネルギー施設の見学会
・ZEH住宅勉強会
・省エネルギー機器、設備勉強会
・その他会員からの要望
・マスコミへのPR
SHIZUOKA環境みらいの会の活動を通じて、SDGsの6つの目的達成を目指していきます。